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一般社団法人ファインリレーションズ振興協会

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実際の会話の例

日常会話の例

A「もう、イヤになっちゃうよ!先生は宿題をいっぱい出して!できないよ、こんなにいっぱい!」
母「きのう出されたの?」
A「そうだよ!」
母「だったらみんなも同じ条件なんだから、ぼくだけできないってことないでしょ。がんばって!」
A「うるせーな。わかってるよ、そんなこと。」

親がしがちな対応(お決まりの12の型)

上記の例では、せっかくA君を励まそうとした母親の気持ちがA君に受け入れられないどころか、よけいにA君をイライラさせてしまっています。子どもが何か悩みがあるとの訴え(たとえば「宿題がいっぱいあってイヤ」)をすると、ふつう親は次のような12の対応のどれかをしがちです。

  1. 命令−「みんなやっているんだから、あなたもやりなさい!」
  2. 脅迫−「やらなかったら、成績が下がるわよ」
  3. 説教−「人間はね、我慢してやらなきゃいけないことがあるのよ。いつも遊んでばかりはいられないのよ」
  4. 提案−「少し量を減らしてもらうように、先生に頼んでみたら。いくらなんでも多すぎるわよね」
  5. 講義−「先生だって、宿題を出したくて出してるんじゃないのよ。あなたたちのことを思うからこそいっぱい出すんじゃない。ありがたいと思ってしっかりやりなさい」
  6. 非難−「大した量じゃないくせに、そんなこと言わないの。怠けることしか考えていないんだから」
  7. 同意−「おまえの言うのももっともだよ。やらないでいいよ、そんなにたくさん」
  8. はずかしめる−「宿題をちゃんとやる人がそう言うんならわかるけどね」
  9. 分析−「勉強がわからないから、宿題をやるのに時間がかかっちゃって、イヤになるんじゃないの」
  10. 同情−「確かに大変だよな。でも、まあ、雨の日もあれば晴の日もあるよ。今がんばれば、あすはもっと楽になるよ」
  11. 尋問−「何でそんなにたくさんあるの?みんなそうなの?あなただけたくさんやるように言われているの?何の教科?先生は誰?」
  12. ごまかす−「出かける前に、朝ごはん食べなさいよ」

これらは、親が子どもを思うからこそ口にする言葉です。ところが、こういう対応では、親が一方的に自分の意見を言うので、子どもは次のような反応をしがちです。

  • 黙る
  • 反抗的な気持ちになる
  • 自分はダメだと思われていると思う
  • イライラする
  • もうこれ以上、話したくない気持ちになる


親が子どもを思うからこそのこの対応が、こんな結果に終わるのは残念なことですね。こんなときに親は何ができるでしょうか。

子どもの心を開く聞き方

こんなときは、親が一方的に自分の考えを押し付けたり、悩みの解決策を教えるのではなく、子どもの話をじっくり聞くことが大切です。

母「先生がたくさん宿題を出したのでイヤになっているのね
A「・・・・・・」
母「あんまり宿題があるとイライラしちゃって、手につかないわよね

上記のように、A君の気持ちを理解していること示すのが子どもの心を開くコツです。 このような接し方を親業では「能動的な聞き方」と呼びます。とはいえ、いきなりこのような接し方をするのは難しいと感じるかもしれませんね。親業訓練講座では、この方法を時間をかけて楽しく学習していきます。

親子で心の通い合うコミュニケーションがとれるようになれば、子どもと対立してイライラしたり、 子育ての悩みも少しずつ解消されていきます。

(事例出典:「親業に学ぶ子どもとの接し方」)